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BLOGブログ

2025.09.25

家も人も”巡り”が大切。中医学と薬膳から学ぶ暮らしの知恵

 

お母さんの元気が、家族の元気

 

 

毎日の家事や育児、仕事に追われていると、どうしても自分の事は後回しになりがちなもの。「最近ちょっと疲れやすいな、、」「気持ちが落ち込みやすい」ーそんなサインを感じているお母さんも多いのではないでしょうか。

中医学では、私たちの体は「気・血・津液(しんえき)」という3つの要素で成り立っていると考えます。これらがしっかり巡っていると心身ともに元気でいられますが、乱れると疲れや不調に繋がります。

実は、この「巡り」という考え方は、人の体だけでなく「家づくり」にも通じるもの。家も空気や光、水の流れがスムーズであってこそ快適に暮らせるのです。今日は、中医学と薬膳の視点から、働くお母さんの元気を与える暮らしの工夫をお伝えできればと思います。

 


 

中医学の基本「気・血・津液(しんえき)」って何?

 

 

まずは簡単に3つの要素をご紹介します。

・気(き)→体を動かすエネルギー。元気の「気」です。

・血(けつ)→体を養う栄養。血液そのものと心の安定にも関わります。

・津液(しんえき)→血以外の体液。汗や唾液、リンパ液など潤いを与えるもの。

この3つの流れがバランスよく巡っていることが健康の秘訣。家に例えるなら、、

・気は「空気の流れ」

・血は「家族を育む食卓」

・津液は「湿度や水回り」

どれも欠けると快適な暮らしが成り立たないのと同じです。

 


 

季節に合わせた暮らしと薬膳

 

 

中医学には「季節ごとに整えるべき臓腑がある」という考え方があります。住まいの工夫と薬膳を合わせると、お母さんの体調管理がもっと楽になります。今の季節だと、

 

🌸春ー肝を整ええる季節

・家:窓を開けて風を通し、空気をリフレッシュ

・食卓:梅・レモン・苺など酸味のある食材で気の巡りをサポート

 

🍃夏 ー 心を守る季節

・家:涼しく快適に過ごせるよう、遮熱や風通しを工夫

・食卓:ゴーヤー・空心菜・トマト・緑茶など苦みや涼性の食材を摂取して余分な熱をクールダウン

 

🍂秋ー肺を潤す季節

・家:加湿器などで乾燥対策

・食卓:れんこん・白きくらげ・梨などで潤いを補い、のどや肌を守る

 

⛄冬ー腎を補う季節

・家:家族が集まるリビングをあたたかく

・食卓:黒豆・黒ゴマ・きくらげなど黒い食材で体力をチャージ

 


 

忙しいお母さんでもできる、ちょっとした工夫

 

 

「薬膳」と聞くと手間がかかる特別な料理を想像しがちですが、実は普段の食卓で十分実践できます。例えば、、

・甘酒を冷蔵庫に常備し、朝・晩毎日おちょこ一杯分を飲んで消化機能を高める。

・お米、豆類、さつまいもなど「気を補う食材」の中からどれか必ず取り入れる。

・家の中では、リビングや寝室に観葉植物を置いて深呼吸できる空間づくり。など

少し意識して取り入れることで薬膳料理になったり、リラックスできる環境を作ることができます。

 


 

家と暮らしでお母さんの笑顔を守る

 

 

家も人も、巡りが滞らないことが大切です。住まいの工夫と薬膳の知恵を取り入れることで、お母さんの体と心はぐっと楽になります。

お母さんの笑顔は、家族にとっていちばんの安心。私たちは「心地よい住まいを提供する家づくり」を通して、働くお母さんを応援したいと考えています。

 

次回は「胃腸を整えて毎日を元気に。働くお母さんのための胃腸ケア」についてご紹介していきます。